コラム『感性工学的テキスト商品学』との遭遇

正確には、『感性工学的テキスト商品学〜書き言葉のマーケティング』というタイトルです。
2002年2月25日から2003年2月6日まで合計24回、フリーランスのライター杉山淳一さんが連載されていました。


ブログやポッドキャストといったコンテンツを作成する“こつ”が満載です。
著者の杉山さんはライターであり、“売れる文章”を書くという視点があります。なので、売るために情報発信する企業にとって参考になります。


なかでもわたしの心に残ったのは、“書きたいこと”と“読ませたいこと”の違いです。

“書きたいこと”ではなく“読ませたい”ことを書きます。(第7回:カッコわるい)
書きたいことがあったら、まずはひとつの事柄をひとつの文で書き並べてください。それを下書きにして、“読ませたい文章”を組み立てましょう。(第15回:ひとつのことをひとつの文で)

書きたいことをそのまま書いても読者に伝わりません。
伝えるために“書きたいこと”を“読ませたいこと”に変換するというのです。


ここでひとつ実験です。
「書きたい」を「話したい」に、「読ませたい」を「聴かせたい」に置き換えてみてください。

“話したいこと”ではなく“聴かせたい”ことを話します。
話したいことがあったら、まずはひとつの事柄をひとつの文で話してください。それを下書きにして、“聴かせたい話”を組み立てましょう。

ポッドキャストでも同じ発想で内容を作れそうですよね?
文章のノウハウが音声に応用できるのは、“書くこと”と“話すこと”がともにコミュニケーションの手段であるからだと思います。


なにかを伝えたいかたは、ぜひご覧ください。
感性工学的テキスト商品学~書き言葉のマーケティング
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肥満格言 from ANA

全日空の機内誌「翼の王国」(2005年10月号)を捨てられずにいました。
あまりに見事なメッセージがあったからです。

  1. デブに四季なし
  2. 「もったいない」がデブのはじまり
  3. デブを泣かせる「お楽にどうぞ」
  4. ネコに小判 ブタに真珠 デブにワビサビ
  5. デブの顔をみんな似ている
  6. デブの口ぐせ「お先にどうぞ」
  7. デブに優しいヒップポップ
  8. 穿くのはパンツ、吊るのがズボン
  9. デブはなにかと脱ぎたがる
  10. あとひとくちを残す勇気
  11. 筋肉はつきにくく、脂肪はつきやすい。脂肪は落ちにくく、筋肉は落ちやすい。
  12. 減量は一日にして成らず、デブも一日にして成らず

(肥満格言全十二訓 都築響一氏『やせる旅』特別編から)

やっぱり一番最後がズキっとくるなあ。


ふと気になったのが、執筆者の都築響一さんというかた。果たしてご本人は太っているのか、否か。
いくつか顔写真のあるインタビュー記事を探してみました。
http://www.jpf.go.jp/jkxx/features/fea_korea_cul/seoul_style/seoul_style02/j_02pop.html
Lucky Strike Junior Designer Award - stilwerk
log people_vol.39 都築響一


馬肥ゆる秋、がんばって減量します。

iPod videoは視聴されていない?

Ad Innovator: iPodビデオの人気に疑いが
(元ネタ:Search | com.com
Nielsenが米国内の400名のiPodユーザーに利用用途を調査しています。
iPodiTunesでvideoを見ているひとは1%以下で、それ以外はmusic or audio podcastという、ポッドキャスターにはうれしい(?)リサーチ結果です。


わたしのiPodは非ビデオ対応ないので、なんとも実感できません。
さて、ビデオと音楽両方を選べるとしたら、どちらを持ち歩くでしょうか?
わたしは通勤中にiPodをフル活動させてますが、あくまで雑誌や本を読むときのBGMとして音楽を聴いています。ビデオが入る余地はまだなさそうです。

小阪裕司さんの番組がスタート!

日本経済新聞社主催のセミナーで小阪さんの講演を聴いてから興味を持ち、著書を数冊読みました。
「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰されているかただけあって、ビジネスの楽しさを再認識させてくれる良書です。
(近日中に、ブックガイドでご紹介します)


さて、その小阪さんのラジオ番組がポッドキャストで配信されてます。
http://www.kosakayuji.com/download.cfm

「仕事とは一体何だろう?」
小阪裕司の「ワクワクビジネスボイス」第1回目は
「仕事とは一体何だろう?」
あなたは考えたことがありますか?
簡単そうで実は奥が深い疑問ですね。
小阪裕司の見解は?
お聴きください。

先日の山田ズーニーさんのPodcastとも合わせて、「人生相談ポッドキャスト」なんてカテゴリができてもよさそうです。

http://www.kosakayuji.com/index.cfm
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「Podcast Summit #2 powered by ケロログ」が12月2日に開催

Podcast関連のユーザーグループとして関西で活動している「Podium」が、12月2日に「Podcast Summit」を開催します。
http://www.po-di-um.net/blog/archives/2006/11/podcast_summit_15.html
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  • 開催日時:2006年12月2日(土)17:00〜18:30
  • 開催場所:Apple Store銀座店3Fシアタールーム
  • 主催:Podium
  • 協賛:ケロログ(株式会社ボイスバンク)
  • 後援:Sticam、なにわともあれ、Peevee.tv

#1から時間を30分拡張して堂々の90分になっています。
構成は、前回同様の「Entertainmant」+「Business」に協賛の「ケロログ」セッションが加わっています。消化不良にならないとよいのですが。
といいつつ、とても楽しみにしています。


さて、東京方面でも「Podium」のようなユーザーグループは存在するのでしょうか。

iPod meets YouTube

実は「Podcast vs YouTube」ともいえます。

株式会社デネットから発売予定のソフトウェア「uPod」は、YouTubeの画像をiPodで視聴するよう変換できます。

  • 発売日:2006年12月15日(水)
  • OS:Windows2000/XP
  • 価格:3,480円

http://www.de-net.com/pc3/seihin-annai/upod/
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キャッチコピーは、

YouTubeの動画をiTunes
iPodYouTubeの動画を楽しむ

そのままですね。

こうなると、コンテンツの中身と制作ノウハウの重要性が高まり、配信手段の価値は低減していきますね。
いずれ「uKeitai」なんて名前で、

YouTubeの動画をケータイへ
ケータイでYouTubeの動画を楽しむ

ソフトウェアが登場するかもしれません。


ところで、「uPod」のテスターが募集されています。早速、申し込んでみました。条件はこちらの三点です。興味のある方はぜひ。

応募条件
①自分が管理しているホームページやBlogを持っている方。
②メールのやり取りが出来る方。
iPodを持っていること

日経ウーマンの野村編集長が卒業

日経ウーマンの野村浩子編集長が連載していた日経MJのコラム「女性真理学」は、働く20-30代の女性像を知るための貴重な情報源として、愛読していました。


今日のコラムも「ポストデフレ世代登場」というタイトルで、働く女性たちの変化を鋭くとらえています。

「バブル世代」→「ポストバブル世代」→「デフレ世代」→「ポストデフレ世代」

という流れで、新しい世代の登場を読み取っています。

この一年は、新世代の誕生とともに、均等法世代が管理職として力を発揮し始めたことを実感した年でもあった。

そして、野村編集長は来春創刊*1の日経EWに向け、日経ウーマン編集部と同コラムを卒業されるとのことです。


マーケターとしては非常に残念ですが、日経EW*2という新しい挑戦が成功することを願っています。
働く女性のための日経ウーマン雑誌ガイド
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から
スチームクリームの評判と口コミを徹底レビューし暴きます!
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*1:2007年3月12日だそうです

*2:EW=Elegant & Exective Womanだそうです